一般眼科
眼科は、目と目のまわりに関する病気、見え方に関係する病気をみる診療科です。当院では、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く診療します。目の症状は、痛み、かゆみ、充血、疲れ目、視力低下、まぶたの腫れなど様々です。いつもの見え方と違う、何かおかしい、といった些細な症状が病気の兆候になることがあります。目に異常や違和感を感じたり日常生活でお悩みがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。
一般眼科
General ophthalmology
眼科は、目と目のまわりに関する病気、見え方に関係する病気をみる診療科です。当院では、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く診療します。目の症状は、痛み、かゆみ、充血、疲れ目、視力低下、まぶたの腫れなど様々です。いつもの見え方と違う、何かおかしい、といった些細な症状が病気の兆候になることがあります。目に異常や違和感を感じたり日常生活でお悩みがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。
このような症状の方はご相談ください
充血し、黄白色~黄緑色のついた目やにが出ます。治療としては抗生剤の点眼を使用します。抗生剤点眼薬を漫然と使用することは耐性菌(抗生剤が効かない菌)を生むことにつながりますので、短期間の使用に留めましょう。
充血し、白っぽい目やにが出ます。多くのウィルスには残念ながら特効薬はありません。自分の免疫力で治るのを待つしかないのですが、炎症を抑える目的で点眼薬を使用したり、必要があれば混合感染予防のために抗生剤を処方することがあります。
目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。花粉などが原因の特定の季節にのみ症状があらわれるものを季節性アレルギー性結膜炎といいます。一方、ハウスダスト・ダニ・動物の毛などが原因の一年中症状がみられるものは、通年性アレルギー性結膜炎といいます。重症のものでは、こどもに多くみられる春季カタル、ソフトコンタクトレンズを使っている人にみられる巨大乳頭結膜炎、などがあります。
私たちのからだには、体内に入ってくる異物を排除しようとする働きがあり、この働きのことを免疫といいます。本来、花粉などは異物と感じない仕組みになっているのですが、アレルギー体質だと異物と認識して、免疫反応が働いてしまいます。この過剰な反応のことを、アレルギー反応といいます。主なアレルゲンには次のようなものがあります。
治療は、抗アレルギー点眼薬を使用しますが、改善がない場合はステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬を使用することがあります。
アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉が原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』ができます。花粉飛散時期の約2週間前から抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。毎年花粉症がひどい方は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。
当院ではアレルゲン検査として、イムノキャップラピッドを導入しております。
イムノキャップラピッドのメリット
イムノキャップラピッドのデメリット
上記の8種類以外のアレルゲンについては検査できません
白目の毛細血管が切れて、真っ赤な出血をきたします。“周りの人に指摘されて気づいた”“朝起きて鏡を見て初めて気づいた”というように、派手な見た目以外の症状はなく多少ゴロゴロする程度です。原因としては、ドライアイや加齢による結膜弛緩、目をこするなどの機械的刺激などがあります。通常は1-2週間ほどで自然軽快しますが、転倒や打撲などによる結膜下出血であれば念のため眼内の検査も行うことをすすめます。
結膜は眼球を覆っている半透明の粘膜で、正常では適度なゆるみがあり、上下左右などの眼球運動がしやすいようになっています。加齢によってこのゆるみが強くなり、結膜がたるんでシワを作っている状態が結膜弛緩症です。常にゴロゴロする、ゆるんだ結膜が下でひだ状になって涙があふれるという症状があらわれます。根本的な治療は、余分な結膜を切除する手術ですが、手術を希望されない場合は点眼薬で様子を見ることになります。
まぶたにある汗や脂の分泌腺や毛穴に細菌が感染して、まぶたの一部が赤く腫れ、軽度の痛みを伴います。炎症が強くなると、赤み、腫れ、痛みも強くなります。化膿が進行すると、腫れた部分が破れ膿が出ますが、この膿が出てしまえば症状は回復に向かいます。治療は抗生物質の点眼や内服を行います。改善が見られない場合は、切開し膿を出す処置をすることがあります。
※ものもらいは他人にうつるものではありません。
まぶたの縁にある脂の分泌腺の出口がつまり、炎症が起きることでまぶたにしこりができる病気です。治療はステロイド(軟膏や点眼)や、必要に応じて抗生剤点眼を使用し、温罨法も併用します。薬物治療で改善がない場合は手術で摘出することもあります。
繰り返しやすい体質の方が一定数います。そのような方には毎日の温罨法やリッドハイジーンによるお手入れをお勧めします。診察後に説明しますので、一度受診してください。
眼を使う作業を続けることで、目の痛み、かすみ目、充血などの症状や、頭痛、肩こり、吐き気などの全身症状が現れ、十分な休息や睡眠をとっても回復しない状態を指します。実は眼精疲労を訴える方を診察すると、大半の方にドライアイを認めます。一度受診してドライアイの有無を確認されると良いでしょう。
その他、遠視・斜視・度数の合っていない眼鏡によっても眼精疲労が引き起こされることがありますので、何か原因がないか診察で確認することをおすすめします。
読んで字のごとく、眼が乾いている状態です。しかし症状は眼の乾きだけでなく、眼がかすむ、まぶしい、疲れる、痛い、ゴロゴロする、充血する、眼が重い、熱っぽい、涙が出る、目やにが出るなど様々です。原因としては、加齢による涙の量や性質の低下、長時間パソコン・携帯電話・テレビなどの画面を見る、生活環境(低湿度、エアコン下、送風)、コンタクトレンズ装用、喫煙などがあります。また、シェーグレン症候群や、関節リウマチなどの膠原病なども危険因子となることがあります。
原因は1つだけではなく、いくつかが相まっていることも多いです。ドライアイにはいくつかタイプがありますので、そのタイプや原因によってお一人おひとりに合った治療をご提案したいと考えています。点眼治療で改善がない場合は、涙の排出口をふさぐ涙点プラグ、温罨法なども提案いたします。
私たちは近くのものを見るときに、眼の調節機能を使ってピントを合わせています。その調節機能が40歳前後になると徐々に低下し、近くのものにピントが合わなくなる、それが老眼(老視)です。裸眼では新聞など手元の文字が見にくい、ぼやけるといった自覚症状が出てきます。老眼鏡やコンタクトレンズで近くの見え方を補っていきます。